長野県と岐阜県にまたがる北アルプスの槍ヶ岳で(やりがたけ)3日、登山をしていた男性3人が遭難し、全員救助されましたが、いずれも死亡が確認されました。 3日午後2時半ごろ、標高3180メートルの北アルプスの槍ヶ岳で、男性3人のパーティーから「1人が滑落した」と警察に通報があり、その後、連絡がとれなくなりました。 警察によりますと、このうち岐阜県中津川市の会社員、田口貴章さん(28)は、山頂付近の登山道で倒れていたところを3日、救助されました。 また、4日、田口さんと一緒に登山していた、岐阜県土岐市の会社員、西尾英昭さん(37)が登山道で、愛知県一宮市の会社員、二ノ宮宏之さん(49)が登山道からおよそ180メートル下の斜面で見つかり、正午すぎに救助されましたが、その後、3人とも死亡が確認されました。 3人は3日、岐阜県側の登山口から槍ヶ岳に入り、山頂付近で山小屋に1泊して、再び岐阜県側に下山す