この画像を大きなサイズで見るphoto by Pixabay 前回、平均気温が上がると集団的暴力と社会的混乱が増加する傾向があるという研究をお伝えしたが、どうやら気温と人間の性格は密接に関係しているようだ。 最新の研究によれば、こうした恒常的に暑い地域に住む人は、些細なことで怒りっぽくなり暴力的になる傾向があるそうだ。 オランダ、アムステルダム自由大学の研究者が考案したのは、CLASHモデルだ。これはCLimate(気候)、Aggression(攻撃性)、Self control in Human(人間の自制心)の頭文字をとったもので、暑い場所で暴力的な犯罪が多発する理由を理解するための理論的枠組みだ。 一年中暑い地域で暮らす人ほどキレやすい傾向あり CLASHモデルが示唆するのは、気候が暑く、かつ季節間の変化に乏しい地域に暮らす人は、先々のことにあまり重きを置かず、自制に乏しい行動をとる