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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (134)

  • 楽しい共学時代 - ohnosakiko’s blog

    中学の屈辱 私の中学時代はジェンダーという言葉もまだない、70年代前半の昔である。テレビでは、スポ根ドラマや学園ドラマが人気だった時期。 学園ものでは、喧嘩が強いガサツな男子、秀才くん、か弱い美少女といった布陣に、可愛くて気の強い女子というものが登場し、「○○くん!謝んなさいよ!」とか「女だからってバカにしないで!」みたいな啖呵を切り、「やれやれ、女子にはかなわねえな」みたいな‥‥まあ何かそういうノリだった。別学の人は「楽しそうだなあ」、共学の人は「ないよこんなの」と思っていたのではないか。 中学の三年間を振り返ると、異性との思い出はほとんどない。特に仲のいい男子もいなかったし、気になってしょうがない男子もいなかったし、モテもしなかった。 私の心のアイドルは、教科書に写真が載っていた中原中也と、『ベルサイユのばら』のアンドレと、画家のモジリアニ(男前)。 「セカチュー」みたいな微笑ましいカ

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  • 続・共学別学論争 - ohnosakiko’s blog

    男女平等という困難 女子校や女子大が「自由な世界」であった(こちらの記事参照)ということは、その分、社会がジェンダーバイアスに覆われているということである。 たとえば共学(社会に近い状態)では、男子がリーダー役になりやすい。共学の中学、高校の生徒会長の八割は男子だそうだ。それに近い現象がいたるところで起こる原因は、男社会の成り立ちに求められるが、ではそういう社会になった原因は? 性差別の起源を決定することは難しい。 しかし少なくとも、セックスの様態にはそれが如実に現れていると私は思う。 つまり、セックス(性器の違い、性交、妊娠、出産という現象)がある限り、放っておけば男性優位になるということ。 たとえば性器の違いがあるので、性交は基的に男の"能動性"に依っている。男はペニスの挿入だけで快感を得られることが多いが女はそうではない。女が妊娠、出産、育児を引き受けている間に男はさまざまな活動が

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  • 共学別学論争 - ohnosakiko’s blog

    女子校のここがいい この間、男女共学・別学の議論をして目からウロコの体験をした。その時のやりとりを思い出して書いてみたいと思う。 相手のYさんは名古屋芸大のピアノ科出身で、ピアノの先生をしている二十代半ばの女性。中学、高校と女子校だったそうだ。私は女子校経験がない。 以下は●がYさん、○が私の発言(掲載については、Yさんの承諾済み)。 ●「男女共学より、別学がいいと思うんですよね。小学校は共学でもいいけど、中、高、大は男女別学にした方がいいと思います」 ○「そう? それだと、異性とのコミュニケーションとか助け合いとか学べないんじゃないの?」 ●「逆に、常に異性がいると変に意識して遠慮したりってことが多いと思います。私は女子校だったんですけど、男子がいなかったお陰でとてものびのび過ごせました。男子がいたら話題にしにくいようなことを、いつでも真剣に話し合えたし。HRでも恥ずかしがらずに発言でき

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    narwhal
    narwhal 2009/03/25
    うーん。
  • 痴漢と心太 - ohnosakiko’s blog

    高校一年の頃(かれこれ34、5年前)、朝の通学時に同じバス停から同じバスに乗る中年の男がいた。バスの座席はいつも6割方塞がっており、その人が私の隣に時々座ることを最初はあまり気に留めていなかった。 ある日、隣に座った男は新聞を広げた。その肘が、私の脇腹に何度も触れた。自分の腕でガードしたが、座席の背もたれに肘を押し付けるようにして同じことをしてきた。 そこでやっとこれは痴漢だと気づき、私は肘で押し返した。すると新聞を畳んで腕組みをし、腕を私の腕に密着させて外から隠しながら、今度は私の脇と二の腕の間に指先を差し込んできた。 もう少し大人になっていたら、はっきり「やめて下さい」と言っただろう。あるいは「この人、痴漢ですっ」と声を上げたかもしれない。でも当時の小心でウブな私にそこまでの勇気はなく、俯いたまま黙って席を立った。 その男とは降車駅も同じだった。そそくさと降りた私の後ろから降りて来て、

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    narwhal
    narwhal 2009/02/26
    示談金恐喝関連 (この例があたるかは不明瞭だが)
  • 理解の仕方と「正しさ」の行方 - セクハラ騒動について個人的に - ohnosakiko’s blog

    文中で言及したaozora21さんのブクマコメントについては、御人から記事メタブクマでご指摘があり、再追記しております。 前記事の文(付記は除く)では、なるべく私的意見や価値判断を含めず、あくまで一般的なセクハラ概念の説明を試みた。私の立場は、「まずセクハラの概念を理解すべき。そうでないと話にならない。その上で、個別の事例をどう見るか、そこでどういう態度を取るか、さらにはセクハラ概念そのものや運用に疑義を呈するか否かという話になる」というもの。 これまで関連記事につけたブコメも、あちこちのコメントも、あまりに意見が錯綜していると思ったのですべて「セクハラ概念を理解すべき」というスタンスで書いている。しかし個人的には、「セクハラだと言われたらともかく謝ってしまえ」とか「どこまでも被害者感情を優先せよ」とは微塵も思っていない。この点、誤解されそうなのではっきりさせておきたい。 で、今

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    narwhal
    narwhal 2009/02/20
    もう一度。セクハラ論と手続き論について。そしてその切り分け可能性について
  • あちこちでセクハラの解釈がぐしゃぐしゃになっていて - ohnosakiko’s blog

    かなり混乱しているような気がするので、個人→個人へのセクハラの必要十分条件、その他最低限言えそうなことをメモしておきます。 ■ 相手が「セクハラだ」と言ったらすべてセクハラになるのか。 なりません。セクハラとなるには、以下の2点を共に満たしていることが必要。*1 1. 性に関与していると一般に解釈可能な言葉、行動、表現が見られる。 2. 1を相手が性的に不快なもの、不安にさせるものと感じている。 1は訴えがあった時、事実関係を確認し、第三者によって判断される事柄です。言葉に限って言えば、容姿年齢服装(性的魅力と関わるもの)だけでなく、セクシャリティの傾向、恋愛経験、結婚離婚経験、子どもの有無について言及することも、セクハラとなる場合があります。しかし「性」とはかけ離れた言葉、行動、表現であれば、ハラスメント効果があっても「セクハラだ」という訴えは無効です。 2は当事者同士の関係、環境、文

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    narwhal
    narwhal 2009/02/19
    (1)性的と一般に解釈可能な言葉、行動、表現 (2)受け手の不快 / (2)は外部から制御できない→実践的には(1)の回避、となる。
  • 「女が仕事を頑張っても意味がないのか」を読んで - ohnosakiko’s blog

    ■女が仕事を頑張っても意味がないのか 日で一番か二番ぐらいに偏差値の高い大学を卒業して、 2chの就職偏差値でも上位に位置する企業に総合職として勤めています。 周りの女の子見ていると一般職でそこそこ勤めて愛する彼氏と結婚→同居している子がちらほら現れている。 当方彼氏なし。 仕事には自信を持っているし誇りもある。 けど、結局女の役割は結婚して子供を産むことで、仕事上の能力なんて求められていないのかなあ。 結局女は性欲処理機+産む機械以外の機能は求められていなくて、 その機能を着実に果たせる女性が得をするのかなあ。 どんなに仕事で成功しても、愛する人と結婚できることの方がよっぽど幸福で、価値の高いことなのかなあ。 結局男の機嫌をとれる美人だけが得をするように世の中できているのかなあ。 私なんでこんなに頑張っているんだろう? 誰のために、何のために頑張って仕事しているんだろう? 男の人の倍以

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    narwhal
    narwhal 2009/02/13
    "ありがちな外部の視線を内面化して、一人で不幸な気分になっているのではないかなぁと思ったのでした。まあそういうこともあるかもしれないけどもね。しっかりしてくれよ" まったくだ。
  • レポートコピペ問題の問題 - ohnosakiko’s blog

    小中学生の読書感想文に、ネットのサイト「〜児童、そして生徒のための〜自由に使える読書感想文」からのコピペが増えており、中には市の読書感想文コンクールで上位に入ってしまったものまであって、先生たちが頭を抱えている‥‥というニュースを昨日やっていた。 このサイトは2004年からあるもので、学校提出に限り著作権フリー(パクリ、コピペOK)としており、パクリがバレた時の反省文の書き方にまでリンクが張られているという親切設計。去年の夏休みにはアクセスが65万件とかで話題になっていたので、ニュースで取り上げられるのも初めてではないだろう。 読書感想文を書くのが苦手な子は少なくないらしい。国語の時間に、書いたものを何度か添削してもらうという経緯があればまだしも、いきなり夏休みの宿題で出たら困る子は多いかもしれない。「自由に使える読書感想文」はそういう小中学生の悩みに応えるもの。これは使っちゃうわなぁと思

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    narwhal
    narwhal 2009/02/07
    じゃなくてコピペレポート問題。
  • 「"村上春樹"的なるもの」について - ohnosakiko’s blog

    村上春樹氏 エルサレム賞受賞-村上春樹という問題 - 無造作な雲 村上春樹エルサレム賞受賞に関する一連の議論の中では、この記事がもっとも深く問題の在処を捉えたものだと私は感じたが、コメント欄ではさらに掘り下げられていた。重要なことが書かれていると思うので、書き込み者の発言の一部をコピペさせて頂きます(各コメントにつき全文は引用していないこと、読み易さのために一部の行間を詰めたことをお断りします)。 id:quagmaさんのコメント ところで、ここでコメントいたしますのは、エントリの趣旨には同意しながらも、書かれているところの一部にやや違和感を感じたからです。 >「“村上春樹”的なるもの」の根強さの根底には、宮顕治・徳田球一らの「獄中18年」に始まる“輝かしき”戦後日の左翼運動が、2・1ゼネスト、六全協、全学連、全共闘と、曲折と挫折と変節を繰り返しつつ、自陣営の拡大のみを至上とする政治

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  • 家庭教師 - ohnosakiko’s blog

    学校系非正規雇用者 「交渉成立〜」と言いながら夫が帰ってきたのは、一ヶ月半ほど前のことである。 何の交渉かというと、大学受験生の家庭教師のバイトの報酬金額。ダメもとで希望のバイト料をふっかけてみたところすんなり受け入れられ、週一2時間で3万円という仕事にありついたと。 「一回行って、さ、さんまん〜?!」 私の声は裏返った。そんなに貰って大丈夫なのか。 「くれるって言うんだからいいんだろ。俺以外に三人くらい雇ってるらしいよ、報酬は知らんけど」 「へぇ〜」(口あんぐり) 「おやじが開業医でよ、億ションの2階と6階に住居を所有しとる」 「ひょえぇ」 金持ちのやることにいちいち驚いている私である。 ちなみに大手予備校の一般大学受験コースでは、1コマ(90分)3万円クラスの常勤講師はザラらしい。5、6万の人もいる世界。 常勤でない夫はそこまでとっていない上にコマが少なくなっている現状なので、その家庭

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  • 「博士に行ったら就職難」どころか「大学進学=貧乏覚悟」の芸術系 - ohnosakiko’s blog

    「院に進む人が少なくなってね、TA(ティーチング・アシスタント)のバイトやる子もなかなかいないんですよ」 昨日大学の研究室で、来年度から同じ科目をクラス別で担当することになっている教授が言っていた。芸術大学でも院進学者が減っており、学部で出てさっさと就職したいという学生が増えている。もともとデザイン学部はその傾向があったが、それが全体的になっているようだ。 以前長らく予備校講師をしていた関係で知ったのだが、芸術系の大学ではもう20年以上前から、どの学部や科も女子が多くなっている(たぶん文学部などもそうではないかと思う)。東京芸大は昔から男子が多かったが、今は男女比逆転しているかもしれない。仕事で行っている地方の私立芸大など、ほとんど女子大である。 「大学出たら自活していかないと」というプレッシャーが女子より強い男子は、芸術大学などに進むこと自体、自分で自分の首を締めるようなものだと考えるの

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  • 『特集ワイド:言いたい!「おひとりさま」か「婚活」か』に見る上野さんと白河さんのすれ違い - ohnosakiko’s blog

    特集ワイド:言いたい!「おひとりさま」か「婚活」か(毎日jp/このページは1。2に続く) 「おひとりさま」を勧めるのは上野千鶴子氏、「婚活」を説くのは白河桃子氏。 まず白河氏は「結婚したいのに、結婚できない男女が多いことが問題」として、「結婚したいができない男女」に考え方やノウハウをアドバイスしている。ポイントをまとめると、 ・結婚したいんだったら出会いを探して積極的に「婚活」することが必要。昔のように「自然に結婚できる」という考えを捨てよ。 ・結婚の利点は子どもを持てること。日では結婚しないと出産しにくい。 ・女性は「男性に養ってもらいたい」という考えでは難しい。共稼ぎはリスクを回避しやすい。 ・結婚を遅らせていると、資産形成も遅れる。 ・男女とも対人関係のストレスに弱い。男性はもっとコミュ能力を。女性は受け身をやめて積極的に。 上野氏は「無理して結婚することはない。いずれは一人になる

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    narwhal
    narwhal 2008/12/13
    良縁鳥。上野氏は強者の論理というのはそのとおりだと思った。あと夫への経済的依存のかわりに親 (現実には主に父親) の資産に期待となるのはフェミニズム的に上野氏は不本意じゃないのかなあ
  • 「結婚+子ども」という「幸福」のセット通念 - ohnosakiko’s blog

    中出しハッピー! - ナイトシフト 妊娠しにくい体質の彼女に5年間「中出し」し続けて、やっと妊娠したので、相手の親も泣いて喜び、晴れて結婚したというオメデタ記事。このブックマークに多くの「いい話」タグがついたことから、いろいろ議論になっている。 「中出しハッピー!」は当に「いい話」か? - blog.yuco.net 「いい話」の陥穽 - raurublock on Hatena 中出しハッピー婚に嫉妬する「産めない不良機械」- なぷさく 規範化された「幸福」への反発は嫉妬ではない - planetカラダン あらゆる価値付けを悪だと叫ぶ二元論者のあなたへ| Weep for me - ボクノタメニ泣イテクレ 他多数。 このカップルが結婚に際してどうしても二人の子どもが欲しいと思っていただけなのか、女性が男性に「妊娠が確認できるまで結婚できない」と言われていたのか、あるいはその逆なのか、不

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    narwhal
    narwhal 2008/10/23
    "「いい話」として成り立つ背景" に対して "産むか産まないかの最終判断は、産む立場である私が下すことである。それでも私は、自分の意見をはっきり述べることを躊躇し、曖昧なままにしておいた"
  • なぜ親の承諾が必要なのか?・・・二人だけでは結婚できない現状 - ohnosakiko’s blog

    先週は、結婚の約束をしているらしいカップルの男性が相手の親との初会学歴、収入について蔑まれ凹んだという増田の記事に同情が集まって、それに対し、結婚前提で相手の親に会うなら相手方のルールに則ってふるまうべきという激怒(激励?)記事が出てブクマを集め、それに対する賛否両論もいろいろ出て、結婚関連が大変に賑やかだった。 憲法24条に「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し」とあるように、成人であれば別に親の承諾を得なくとも、役所に結婚届を出すだけで結婚はできる。 だから結婚しようと決めたら、二人揃って「私たち結婚することにしましたんで、よろしくお願いします」という挨拶をすれば、双方の親への礼儀としてはそれで済むはずだ。そう言われれば親のほうも、「そうか。じゃ、まあ頑張りなさい」と言わざるを得ない。いい大人が自分の意思で決めたことを、いくら親だからって理由で反対したり文句つけたってしょうがない。

    なぜ親の承諾が必要なのか?・・・二人だけでは結婚できない現状 - ohnosakiko’s blog
    narwhal
    narwhal 2008/08/31
    本文は分かりやすい。コメント欄はなんだこれ