新潟県燕市教育委員会のトップの教育長が「今のコロナ禍を短時間で解消する方法は、どこかで大きな戦争が発生することではないだろうか」などと、内部の会議で発言していたことが分かりました。教育長は2日、記者会見し「不適切な内容だった」として辞任する意向を明らかにしました。 これについて、遠藤教育長は2日記者会見し「児童や生徒、市民の皆様に不快な思いや、大きな不安を与えてしまい、深くおわび申し上げたい」と陳謝しました。 そのうえで「コロナ禍のように、これまで経験したことのない事態に遭遇したときの閉塞感(へいそくかん)が、戦争につながらないでほしいという思いだったが真意が伝わらなかった。私は戦争に強く反対で、平和を思う気持ちは人一倍ある」と述べました。 さらに遠藤教育長は「真意が別のところにあったにせよ、教育者として不適切な内容であったことは変わらない」と述べ、辞任する意向を明らかにしました。