この画像を大きなサイズで見る 日本ではフタゴヤシと呼ばれているココ・デ・メール (Lodoicea maldivica)はセーシェル諸島のプララン島とキュリユーズ島固有のヤシ科の植物である。 ココ・デ・メールの最も知られた特徴は、その巨大な種子だ。植物界最大、最重量を誇る種子なのだが、おやおや?何かに似ていないか? そう。女性のお尻にとても良く似ているのだ。事実、ココ・デ・メールの古代名はLodoicea callipygeといい、callipygeはギリシャ語で美しい臀部を意味する。昔の人もこれがお尻に見えていたんだから、そう見えちゃってもしょうがないよね。 今回はこの巨大なる禁断の果実、ココ・デ・メールの種子にズームインだ。 神秘の植物、ココ・デ・メール 実がこれだけ大きいということは本体も大きい。高さ30メートル以上にもなる細い幹のてっぺんに茂る、扇状に広がる葉の大きさは5メートル近