2019年に入り、マック・デマルコ擁するカナダのインディレーベル「ロイヤル・マウンテン・レコーズ」が、所属ミュージシャン全員にセラピー治療代などメンタルヘルスにかかる費用を1500ドル(約15万円)まで支給するプランを発表、イギリスやオーストラリアではミュージシャン専用の電話相談窓口が開設されるなど、アーティストとメンタルの問題は一層重要視されている。日本ではまだそうした大きな流れは本格化していないが、アーティストとメンタルの関係は切っても切り離せないトピックであり、業界関係者も目を背けずに考えることで、音楽産業はより建設的なものになっていくことに違いない。 音楽業界から学ぶカウンセリング入門本が発売 そんな中、音楽学校教師で産業カウンセラーの手島将彦が、書籍『なぜアーティストは壊れやすいのか? 音楽業界から学ぶカウンセリング入門』を、9月20日にSWより発行した。様々なミュージシャンたち