ロングセラーのビスケット「たべっ子どうぶつ」のパッケージに二月上旬から、新宿区の女流棋士北尾まどかさん(31)が考案した「どうぶつしょうぎ」が登場する。パッケージが将棋盤と駒に変身するようになっており、北尾さんは「おやつを食べながらお母さんと将棋も楽しんで」と話す。 (松村裕子) どうぶつしょうぎは十二升の盤とライオン、ゾウ、キリン、ヒヨコの計八個の駒を使う子ども向け将棋で、北尾さんが二〇〇八年に考案した。たべっ子どうぶつはギンビス社(中央区)が一九七八年から販売している動物の形をしたビスケット。動物の英語名が記され、英語の勉強にもなる。 特別パッケージは、箱の裏側が盤、側面が駒になっており、切り取って将棋を楽しむことができる。内側に遊び方が記載されている。 昨年夏、同社から共同企画を持ち掛けられた北尾さんは「小さいころから将棋に親しんでほしい」と快諾。「たべっ子どうぶつは私も子どものころ