一体いつから?どこから?なにを話せばいいのか? こうして思い返すと、我が家にはオカシイ所ばかりだった。 これは一つの「家族の形をしたなにか」の話である。 私の家族は新興宗教にどっぷりハマっていました。 「・・除霊ってなに?」母に問いかける。 「お父さんが除霊をしたお礼に貰ってくるのよ〜」 笑顔で答える母。 いやいやいや、オカシイだろう。 私が成人になってから数年・・唐突にサラッと、 父の宗教カミングアウトをされたのです。 「何よ?いつも食べてるじゃない?」 「いつも??」 そう言われてハッとする。 ・・・そうだ、なぜか貧しいハズの我が家に 場違いな高級食材が並んでいることがあった。 (佃煮うまかったなぁ) なんてことだ・・なんだそれは・・・ いや、そういえば・・・・・ 昔から我が家はオカシイことしかなかった。 私が18で警察官をクビになった時も 父は滅茶苦茶なことを言っていました。 実は父