【放送作家1年目(22歳) 2002年】 サブ作家の仕事を続けて半年が過ぎた、ある木曜日。Bさんに呼ばれて別フロアにある会議室に行きました。ドアを開けると、そこにはナインティナインの岡村さんと矢部さんがいました。 Bさんはまたも唐突に 「こいつ、ハガキ職人の顔面凶器です。今週から、サブに付けますので」 とお二人に僕を紹介しました。 すると岡村さんが「そのトレーナー、俺も同じの持ってるわ」と僕の着ていたスウェットをイジってくれました。僕は緊張で何と返していいのか判らず、かといって何も言わないも失礼だと思い、「4千円で買いました」と、よく判らない返しをしたのを覚えています。 そこには番組のチーフ作家さん、サブ作家のAさんもいて、僕はその下の「お手伝い」という立ち位置で番組に加わることになりました。もちろんギャラは出ません。当然ながら僕には断る理由がなく、自分が好きで聞いていた番組に加われるなど
![ハガキ職人から放送作家、そして廃業へ。5|放送作家 細田哲也](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c5eba90cbcd11740c7ff03d9ab3bee5638fe96a5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F4951305%2Frectangle_large_04c2fa44d5f046b204e6c3c2e4aec825.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)