河瀬直美監督ドキュメント映画『東京2020オリンピックSIDE:B』には、なぜ「最も重要な人物」が1秒も映らないのかという話 河瀬直美監督が東京五輪ドキュメンタリーを撮る、と報じられた時、左派からよく引き合いに出されたのはベルリン五輪におけるレニ・リーフェンシュタールだった。要はリーフェンシュタールがナチス政権にそうしたような、東京五輪を美化するプロパガンダになるのではないかという危惧である。 先月に公開された『東京2020オリンピックSIDE:A』を見た時、その心配は杞憂に終わったと感じた。そこにあるのは良くも悪くも監督のメッセージが脱主体化された、東京五輪に参加する各国の選手たちの肖像、さまざまな思いをつないだグラフィティ的な作品になっていたからだ。そこにあるのは良質ではあるが凡庸な記録映画であって、リーフェンシュタールの作品のような強烈な求心力やプロパガンダ性はない。 しかし、である
なぜ君は総理大臣になれないのか [DVD] 小川淳也 Amazon さきの衆議院選挙、小選挙区で平井卓也を打ち破った小川淳也議員のドキュメンタリー映画。監督は大島渚の息子である大島新。「NONFIX」や「ザ・ノンフィクション」、「情熱大陸」も手掛けてきたという監督だ。 メーンになるのは民進党分裂から希望の党になったさいの選挙になるだろうか。そのとき、そのときはなんとなく流れをわかっているつもりでも、あらためて見返すと、ぜんぜん覚えていないな、と思った。 渦中にあった小川議員にとっては、そうとうな決断であったろう。希望の党のボスである小池百合子に対して、「打倒小池」とすら言っている。そして、「無所属がかっこいいですよね」とも。 そうなった理由、小川が前原誠司の側近であったからというが、そのあたりの事情がもっと知りたいな、と思った。ある政治家が、別の政治家の「側近」であるとはどのようなことか。
フランス紙『フィガロ』は5月22日、「パルムドール」を受賞した是枝裕和監督への日本政府の対応について報じた 5月22日、フランスの有力日刊紙『フィガロ』が「日本政府にとって窮地・困惑」という見出しの記事を掲載した。そこには、是枝裕和監督が『万引き家族』がカンヌ国際映画祭の最高の栄冠「パルムドール」を受賞したことへの、安倍政権の対応について書かれていた。(参照:「LE FIGARO」) 同記事では、リードで「是枝監督がカンヌ映画祭でのパルムドール最高賞を受賞していたが、海外での受賞に絶え間ない賛辞を贈るはずの日本の首相は沈黙を保ったままだ」と書き、その理由として「映画監督(是枝氏)が彼らの映画作品やインタビューの中で日本の政治を告発してやまない」ことをあげている。 そして、本文はこう続く。 「海外での優秀な賞を受賞した日本国籍の人に対して、日本政府が称賛の意を慎むということは非常にまれだ。2
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