観光消費額、九州11%増 新幹線効果 2012年2月23日 00:22 カテゴリー:経済 九州経済調査協会(福岡市)は22日、2011年度の九州の観光消費推計額が2兆4900億円で、10年度推計比約11%増になるとの見通しを発表した。東日本大震災や原発事故の影響で全国的には観光業は苦戦。九州も外国人観光客は落ち込んだが、昨春全線開通した九州新幹線鹿児島ルートの影響で福岡、熊本、鹿児島3県を中心に比較的好調に推移したといえそうだ。 観光消費額は、九経調が観光庁の宿泊旅行統計や各県の観光統計、事業者へのヒアリングなどを基に推計した。 消費額の内訳は、宿泊客7500億円(10年度推計15%増)、日帰り客1兆6800億円(同12%増)といずれも増加。ただ、原発事故の影響で客足が激減した訪日外国人客は600億円(同33%減)と大きく落ち込んだ。 観光庁の宿泊旅行統計(暫定値)によると、昨年4-6