27日午後3時ごろ、観光で和歌山県新宮市を訪れていた高松市のグループから、メンバーの同市新田町甲、無職、竹内功さん(73)が行方不明になったと県警新宮署に届け出があった。同署は竹内さんが神社の石段で足を滑らせ、転落した可能性もあるとみて捜索している。 同署によると、竹内さんは27日朝、知人ら14人と高松市を出発し、1泊2日の日程で新宮市の熊野速玉(はやたま)大社や神倉(かみくら)神社へ向かった。同日午後2時15分ごろ、神倉神社で、山頂付近にあるゴトビキ岩に向かう他のメンバーと別れ、1人で待っていた。午後2時半ごろにメンバーが下山したところ、竹内さんの姿がなく、連絡も取れなくなったという。神倉神社からゴトビキ岩までは長い石段が続いている。【山中尚登、藤原弘】