4月15日、疾患のため飛行機に乗れなかった人たちを乗せ、オーストラリアから英サウサンプトンに到着した大型クルーズ船クイーン・メリー2号。新型コロナウイルス感染症は世界に広がり、感染者は240万人、死者は16万人を超えている。(PHOTOGRAPH BY NAOMI BAKER, GETTY IMAGES) 今週、世界の海上で待機状態にあった3隻のクルーズ船から、約3500人の乗客がようやく下船する。乗客計1880人を乗せたパシフィック・プリンセス号とMSCマニフィカ号は、それぞれカリフォルニアとフランスの港に入り、下船した人々はそのまま自宅隔離に移る。 コスタ・デリチョーザ号は2000人近い乗客が船内に残っていたが、月曜日にバルセロナで大半の乗客を下船させた後、イタリア人乗客453人を乗せてジェノバへと戻っていく。この船は先週、健康状態が悪化した乗客1人をイタリアのマルサラ港で下船させた後