気づきの力に注目するのは、気づきは何か豊かなものを人に与えてくれるからです。 ニュートン(Sir Isaac Newton、1643年1月4日 - 1727年3月31日、英国)は、リンゴが木から落ちるのを見て、万有引力に気が付いたといわれます。ニュートンは感動したことでしょう。リンゴが落ちているのではない。リンゴと地球が引き合っているのだ、と。 しかし、そんなことを周囲には簡単には言えないでしょう。感動を伝えられない。なぜなら、一般人は木からリンゴが落ちるのは当たり前のこととしているからです。「そんなこと当たり前だろ」と言われるかもしれません。 ニュートンはなぜ気づいたのでしょう。いや、気づかされたのでしょう。そこには、長い間の準備段階が必要です。それまでの科学を勉強し知識を身に着けて新しい課題に取り組む。何故だろうかと疑問を持ち、分からないことに煩悶する。それをぜひ分かりたいと強く思う。