民主党は26日、参院選後初めて両院議員総会を党本部で開き、海江田代表が自らの続投を改めて表明した。 出席者からは海江田氏の退陣と代表選の実施を求める声も上がったが、海江田氏は否定した。公認を取り消された候補を支援した菅元首相に対する処分を巡る党内の混乱も尾を引いており、海江田氏の求心力は急速に低下している。 総会には約80人の衆参両院議員が出席した。海江田氏は冒頭、「2015年春の統一地方選に向け、1年後までに結果が目に見える形が出なければ、代表の立場をお願いすることはない」と述べ、厳しい表情で、少なくとも来年までは続投する意向を示した。その上で、野党再編について「最も大切なことは民主党がその動きの中心になること」と述べ、日本維新の会の橋下共同代表が主張する「新しい野党」構想に否定的な考えを示した。