この記事は 約5 分で読めます。 見れば見るだけ味が出る大人の恋愛映画。若い頃にはお色気を目的に見ればいいし、大人になってから見たら実はものすごい傑作だったと気づく時間差リバウンドムービー。92点(100点満点) 愛人/ラマンのあらすじ1929年のフランス領インドシナが舞台。華僑の中国人青年と貧しいフランス人少女の恋。 主人公の少女は、母と2人の兄と共にベトナムで暮らしていた。母は現地で教師をしていた。しかし、母は現地の役人にだまされ、土地のほとんどが海水に浸かってしまう土地を買わされてしまう。そのため、一家は貧しい暮らしを送っていた。母は長兄ばかりを可愛がり、兄は母からもらった金で阿片を買い、彼女と、少女にとっての2番目の兄に暴力を振るい、2人を苦しめていた。 現地のフランス人女学校に通う彼女はある日、メコン川のボート乗り場で、1人の華僑の青年に話しかけられる。やがて2人は関係を持つよう