ギュッシングについて ギュッシングはウィーンから180キロ南に位置する人口約3,800人の山間の町、 ブルゲンラント州の南ギュッシング区(人口約27万人)の首都です。ギュッシングの町と区は住民に必要なエネルギーの自給自足をたった15年間でほぼ100%達成することに成功したオーストリアでもっとも環境に優しく、かつ革新的な地方都市として知られています。 過疎化と働き手の流出に悩んでいたこの地域は15年のうちに、オーストリアでももっとも生活水準の高い地方都市として生まれ変わりました。このブログのカテゴリでは実際にそれがどのように実現されたのかを追っていきたいと思います。 歴史 この地域は鉄のカーテンの国境地帯として冷戦時代とその後、高い失業率、主要都市への交通インフラの不整備、そして雇用の流失などによって過疎化に悩む非常に貧しい地域でした。1988年の時点で、ギュッシング区はオーストリアでも