『ジョン・ラーベ』(原題:John Rabe)は、2009年公開のドイツ、フランス、中華人民共和国合作による映画。2009年のドイツ映画賞で7部門(作品・監督・主演男優・助演男優・撮影・美術・衣裳)中4部門と最多の賞を受賞した。 内容 注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 シーメンス中国支社長・ナチス党員で、1937年の日本軍による南京攻略戦にあたって現地民の保護に尽力し、死後に「中国のシンドラー」と評価されたジョン・ラーベの日記を元に映画化したもの。 ラーベと在留欧米人たちは協力して、南京のシーメンス社の敷地および周辺に国際安全区を設置した。そこには一時、20万人を超える中国人が避難していた。さらに自宅に600人もの難民を受け入れた。ラーベは、日本とナチス政権との同盟をもとに日本軍が安全区に進入するのを食い止め、多くの市民を日本軍の大虐殺から保護した