from 日本各地 vol. 58 2011.07.15 水道シフトをおこそう! 震災を機に見なおされる生物浄化法 日本社会は大規模・集中という考えで、効率のよさを享受しながら発展してきました。しかし、東日本大震災は、そのマイナスの部分を顕在化させたように思います。ひとつの発電所のトラブルで多くのまちの電気が消え、ひとつの浄水場の停止によって毎日あたりまえのように飲んでいた水が飲めなくなりました。 そうしたことから、エネルギーの小規模・分散という考え方が注目されていますが、水道でも同様の検討をする必要がありそうです。その条件は「安全」・「低コスト」・「省エネ」水道へのシフト。水道シフトは、持続可能な小規模コミュニティーには必要不可欠なもので、具体的には、水源の見直し、浄水方法の見直し、下水処理方法の見直しの3つがありますが、今回は、震災以降見直されている浄水方法・生物浄化法(緩速ろ過)につ