2013年2月3日のブックマーク (1件)

  • 0916 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    存在と時間 マルティン・ハイデガー 中央公論新社 2003 Martin Heidegger Sein Und Zeit 1927 [訳]原佑・渡邊二郎 ごくわかりやすい話を二、三案内して、『存在と時間』という、とてつもなく難解な哲学書をちょっとは柔らかくしておきたいと思う。まずは意外かもしれないが、女の話をしておく。 ハイデガーの存在学(ontology)は荒っぽくいえば、「存在が存在するとは何か」ということであり、こんなことをどうして考える必要があるかと問うたわけである。 およそ世界に存在しないものなんてないはずだ。宇宙も杉も、ライオンも病原菌も、人間も書物もテーブルも、存在しているのは当たり前である。そんなことをわざわざ考えに考えて哲学にするには、世の中の存在というものをいったん否定するか、それとは逆に、まるごと許容する以外はなく、存在の発現が存在の終焉に触れあいながら存在しているの

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    ncat2
    ncat2 2013/02/03