日本大学は10日、田中英寿理事長を相撲部の総監督と陸上競技部の特別長距離部門部長から解任したと発表した。アメリカンフットボール部の危険なタックル問題の再発防止策の一環として、大学理事らによる運動部の監督やコーチの兼職を禁止したことを受けた措置。 田中理事長以外にも理事計8人が、7日までに兼職していた部長、監督を解任となり、大塚吉兵衛学長はラグビー部の部長、渡辺武一郎副学長は陸上競技部の部長、落合実副学長は野球部の部長職からそれぞれ離れた。アメフト部の部長を務める加藤直人副学長は、部の再建のために兼職を続ける。