日本では、本来「それ」にあたる職業は通常「家政婦さん」と呼ばれると思うが、現在もてはやされる「メイドさん」は、「家政婦さん」とはかなりちがったものとして意識されていると思う。服装のせいか「メイドさんになりたい」という女性はけっこういるらしいが、「家政婦になりたい」という女性はあまり聞かない。イメージされる年齢層もかなりちがうだろう。 なんていうことは別にわざわざ書く必要のあることではなくて。 以下は日本の話ではなくて、シンガポールの話。 シンガポールにおいては、「メイドさん」でイメージされる年齢層の女性が、かなりたくさん「メイドさん」として働いている。本来の意味での「メイドさん」だ。国内の人もいるらしいが、多くは海外からの出稼ぎ。インドネシア、フィリピン、スリランカの人が多いらしい。シンガポール全体で約15万人。シンガポールの人口はだいたい500万人くらいだから、約30人に1人はメイド、と