◆来春の山口市1号店 物流環境整わず断念 大手コーヒーチェーン「スターバックス」を、丸久(防府市)が山口市に初めて誘致しようとしたが、物流環境が整っていないことから断念したことが分かった。来春にも開店するはずだった「山口市1号店」は幻となった。 丸久は、県内を中心にスーパー「アルク」などを展開する。山口市葵1丁目に来年3月ごろに新たな「アルク」を出店する予定で、その中にスタバに出店してもらおうと交渉していた。 スタバ側は予定地について、湯田温泉に近く、交通量も多いことなどから高く評価。だが、県内にすでにある下関市と山陽小野田市の2店舗から山口市は遠く、物流コストなどがネックになり、今回は出店を見送ったという。 スターバックスコーヒージャパンの担当者は「(県内店舗が増え)物流のネットワークが整えば、山口市での出店も可能になる。今回は残念だったが、遠くないうちには出店できる見通し」と話