南スーダン北部ベンティウ(Bentiu)で、スーダン人民解放軍(SPLA、政府軍)の兵士らの横をベッドを運びながら通り過ぎる男性(2014年1月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/SIMON MAINA 【4月22日 AFP】国連(UN)は21日、南スーダンの反乱軍が先週に油田地帯の主要な町ベンティウ(Bentiu)を掌握した際、対立する民族であることを理由として民間人「数百人」を殺害したと発表した。民族対立による戦闘が続く同国で、これまで報告されている中でも最悪規模の虐殺事件となった。 国連南スーダン派遣団(UNMISS)によると、町内の主要モスク(イスラム礼拝所)だけでも、「200人以上の民間人が殺害され、400人以上が負傷したと報告されている」という。また、教会や病院、以前の国連世界食糧計画(World Food Programme、WFP)の施設でも、子どもを含む民間人が殺されて