世界を唖然とさせたフォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正スキャンダルだが、最もおぞましいのは政府の振る舞いかもしれない・・・〔AFPBB News〕 フォルクスワーゲン(VW)のスキャンダルにおいて最もおぞましい振る舞いは、同社ではなくドイツやその他欧州諸国の政府のそれかもしれない。各国政府はVWや他の自動車メーカーがもう目標を達成するために不正を働かなくて済むよう、規則の緩和を追求しているのだ。 欧州連合(EU)は2017年に「実走行排ガス試験」を導入する。 これは試験担当者が実験室での試験に依存するのではなく、運転中の自動車が出す排ガスを計測することを意味する。 現状では、欧州で生産された多くの車がこうした現実世界での試験に合格することはあり得ない。規制当局者は行動を起こさねばならないことを自覚している――試験を簡単にすることで対応しようというわけだ。 EU加盟国の技官らは先週開かれた
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