今日はチベット人にとって一年で一番重要な政治的行事が行われた日であった。55年前の3月10日、ラサのノルブリンカ前には数万人のチベット人が集まり、それぞれ自らの命よりも大事なダライ・ラマ14世を中国の手に落ちることから守ろうとした。これが所謂「1959年チベット蜂起」のきっかけである。これに対しラサに侵攻していた中国軍は無差別砲撃をおこない、その日から数週間に渡り行われた戦闘により数万人のチベット人の命が奪われた。 この日は、中国の侵略以降犠牲になったすべてのチベット人への追悼と、自由を得るまで戦い続けるという誓いを新たにする記念日である。 時折冷たい小雨が降る中、ダラムサラでは午前9時より、亡命政府主催の記念式典が行われた。 チベット国家斉唱と共に首相がチベット国旗掲揚を行った後、すべての犠牲者に対する黙祷が捧げられる。 その後、「ツェメーユンテン/真理のことば」が詠われる。 最初に壇上
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