2013年6月30日のブックマーク (1件)

  • 物理学の全体像

    旺文社「蛍雪時代 全国大学 学部・学科案内号」(2002年4月臨時増刊号) pp.333-335 に掲載した概説ですが、大学生にも読んでおいて欲しいと思い、公開します。たとえば物理学科でも、なかなか全体像というのは教えないし、ひとつの分野に特化した専門家だとなかなか全体像を語れない場合もあるで、物理学科で一通り物理学を学んだ学生さんも読んでみて欲しいと思います。(※ 以下の文章は、一応、様々な分野の専門家にチェックしてもらってあります。) 物理学は、自然現象について、できるだけ簡潔かつ普遍的な見方を見いだそう、という学問である。ここで、「普遍的」というのは、ひとつの見方が、非常に広い範囲の自然現象にあてはまる、ということである。たとえば、「星々の運動と、地球の上でリンゴが木から落ちることが、実はまったく同じ法則で記述できるのではないか」という見方をしてみる。そして、そのことを、数学を用いて