2010年08月17日 もう一つの切り口/モモ。 カテゴリ:カテゴリ未分類 ミヒャエル・エンデの『モモ』は児童文学の世界ではかなり有名な物語なので読んだ人も多いのではないでしょうか。 時間泥棒と両親のいないモモの話です。 この作品字面だけ追いかけて読むと、「時間を大切にしよう」という結論に落ち着いてしまいます。 よく子ども達の感想文でもこのような内容で書かれていることが多く、実際「読書感想文」という名のコンクールで受賞している内容もこのようになっています。 しかし、エンデがシュタイナーの人智学を傾倒していることを知っている人はまったく別の読み方をします。 その解説書とでもいうべき本が『「モモ」を読む』なのですが、ここでは『モモ』は命の根源を説いているとあります。 たまたま私自身10年前にシュタイナーの人智学に出会い一時期猛烈に人智学を勉強していた時期がありました。 人智学を学ぶと少なからず