わたしが子どもの頃、 近くの地域の保育園は すべて仏教関連の保育園だった。 保育園で説法を習った。 お盆には園長先生が家に来て 御経を唱えた。 4.5歳の頃、 一緒に住んでいた、祖母が亡くなった。 昔だったから、家で葬式があった。 もちろん、園長先生が来た。 幼かったから、 祖母が亡くなっているということが 理解できていなかった。 園長先生が、御経を唱えたら また、祖母が起きてきてくれると思っていた。 御経が終わって 棺の近くに連れて行かれた。 小さい窓から見た、 祖母は起きてこなかった。 園長先生は何しに来たの?? ばあちゃんを生き返らせてくれるんじゃないの?? 園長先生への信頼が ガタガタと音を立てて崩れていったのを 今でも思い出す。 (大人になればわかる。園長先生は何も悪くない) 小学校2年生のとき 母方の祖父が亡くなった。 この時、また、同じ思いをするのかと 私は、葬儀に出るのを嫌