警視庁は今月2日の深夜から17日早朝にかけて、3回にわたって新宿 歌舞伎町の「トー横」周辺で一斉補導を行いました。 補導されたのは12歳から19歳の男女合わせて28人で、内訳は高校生が13人、中学生が4人、小学6年生の女の子が1人などとなっています。 住居別では、都内が8人だったのに対し、都外が20人と全体の7割に上っていて、中には、広島県や石川県から来ていた若者もいました。 また、市販のせき止め薬を大量に持っていた人も複数いて、警視庁は「オーバードーズ」が目的だったとみて、詳しい経緯を調べています。 警視庁によりますと、ことし先月末までの「トー横」周辺での補導件数は、およそ860件と、去年1年間の1.5倍に増えているということです。 警視庁は今後も随時、歌舞伎町で補導を行う予定で「悪意のある大人もいるので安易な気持ちで来ないでほしい。今後も対策を強化していきたい」としています。