東京藝術大学が開催している「卒業・修了作品展」に生成AIを使った作品が登場した。「AIと制作」と題して、生成AIを利用して作ったアニメーションとその制作プロセスを明かした作品だ。実際に展示を見た人たちからもさまざまな意見が上がっており、SNS上でも話題になっている。 制作者は、なぜ卒業制作に生成AIを取り入れたのか。現役藝大生は、クリエイティブとAIの関係についてどのように考えているのか。記者も実際に作品を見に行き、制作者本人に話を聞いてきた。 AI映像の他にも、絵コンテやプロンプトなども公開中 この作品の名称は「AIと制作 -花夢- 2023」。会場では、アニメ映像を流す3台のモニターの周りを囲うように木製の小屋が立っており、その壁面には制作意図やプロセスの説明、実際に作成した絵コンテなどを展示している。