「1泊100万円」で天守に宿泊、伝統ある城の“お殿さま”になれる──そんな一風変わった宿泊プランを提供する城が愛媛県大洲市にある。 大洲城は、大洲市が所有し観光客が入館料を支払い観覧する、というごく一般的な形式で運営している観光施設だ。通常午前9時~午後5時までを観覧可能な時間としている。 閉館から翌日の開館までの間、この城を貸し切り宿泊できる「大洲城キャッスルステイ」が開始したのは2020年7月のことだ。 街並みを残すため──「花火を打ち上げる」ような取り組み 大洲市からの委託を受け、大洲城キャッスルステイを運営するバリューマネジメントの吉田覚さんは「実はこの取り組みは、城に泊まることを実現させようと考えて始まったわけではありません」と明かす。 「人口減少・流出によって失われつつあった大洲市の街並みや建物を残すため、観光による街づくりを進めることになりました。宿泊してもらうため、古民家を
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