インド首都ニューデリーで、新大統領に選出されて祝福を受けるラム・ナート・コビンド氏(中央、2017年7月20日撮影)。(c)AFP/PRAKASH SINGH 【7月21日 AFP】任期満了に伴うインド大統領選の開票が20日行われ、与党インド人民党(BJP)が擁立したカースト制度の最下層「ダリット(Dalit)」出身のラム・ナート・コビンド(Ram Nath Kovind)氏(71)が当選した。1947年のインド独立後、ダリット出身者が大統領に選ばれたのは2人目。 弁護士や州知事として活躍したコビンド氏は、BJPのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相の指名で大統領選に出馬。選挙管理委員会によると、国会議員と州議会議員による17日の投票で、65%を超える票を獲得した。 インドの大統領は国家元首だが政治的な実権は持たず、主に儀礼的な役割を担う。任期は5年。 専門家らはコビンド氏