メガネをかけて見た情景が、そのまま遠く離れたパソコンに送られ、視界を共有しながら会話もできる――。 そんなSFの世界のようなメガネをNTT西日本が開発し、2012年夏にも売り出す。メガネをかけた人を通じて遠隔地の状況を確認できることから、災害現場の作業指揮や視覚障害者の通行案内など幅広い場面で活用できそうだ。 スポーツ用サングラスに似たデザインで、小型カメラと、音声を振動に変えて耳に伝える骨伝導式小型スピーカー、マイクを内蔵している。スマートフォン(高機能携帯電話)にケーブルでつないでネットに接続し、撮影した映像をパソコンに送る仕組みだ。 重さは一般的なメガネ並みの90グラムで、長時間かけても負担にならない。価格は数万円程度になりそうだ。