桜を見る会があぶり出した憲法改正より大切なこと 「バックアップは行政文書でない」「反社会的勢力は定義しない」が示す法治国家の危機 米山隆一 衆議院議員・弁護士・医学博士 「桜を見る会」の議論は無駄ではない 2020(令和2)年がはじまりました。年が改まると、前年のことをさっぱりと“流して”しまうのが日本人。昨年、世間を騒がせた「桜を見る会」を巡る関心も、一段落している感があります。 安倍晋三総理は、昨年12月の国会閉幕後の講演会で、「桜を見る会」の問題に自ら触れ、「3年ほどの間、国会で政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっていることを申し訳なく思っている」とし、夏の参院選で憲法改正論議を望む民意が示されたとの認識を示したうえで、「憲法審査会でそれに応え得るような中身の議論が行われることを期待したい」と述べました。「桜を見る会」の議論は国にとって「無駄」であり、憲法改正の議論こそが
![桜を見る会があぶり出した憲法改正より大切なこと - 米山隆一|論座アーカイブ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8246ee7f05807143169d551e350deaeafcc7b349/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwebronza.asahi.com%2FS2010%2Fupload%2F2019122700004_2.jpg)