≪大学のタテカンもなくなり≫ 機会あってひさしぶりに京都大学を訪ねた。1960年代後半、学生運動の激しいころ、バリケードを築き、いろんなセクトの学生たちが入り乱れて窓ガラスを破り、流血の激戦をくりかえした時計台のある本部ビルはみごとに改装され、いまでは瀟洒(しょうしゃ)なフレンチ・レストランが営業している。まさしく滄桑(そうそう)の変、スズメ変じてハマグリとなるのたとえ。わたしは心境大いに複雑であった。 変化したのは本部の建物だけではない。京都在住の20年間、大学の石垣いっぱいに立てられていた看板、俗にいうタテカンがひとつもなくなっていたのにもびっくり。安保粉砕、授業料値上げ反対、成田空港阻止、組合弾圧糾弾、その他もろもろ、学生たちは闘争のスローガンを大きな文字で書きつづけていた。 京大はとくに学生運動がさかんだったが、日本国中どこの大学にいってもタテカンがあった。タテカンのない大学なんて
科学技術政策研究所がまとめた「大学等発ベンチャーの現状と課題に関する調査2007-08」によると、わが国の大学発ベンチャーの設立数は、04年度をピークに減少傾向にあることが分かった。要因の一つとして、04年の国立大学法人化に伴い、大学の教職員が、短期的な成果が出にくいベンチャー創出や支援活動に取り組むより、成果が目に見えやすい既存企業との共同研究や、受託研究などを重視するようになっている可能性があると分析している。 調査は、国公私立大学・高等専門学校、大学共同利用機関、独立行政法人研究所、国立試験研究機関など計852機関を対象に、08年7~8月に実施したアンケートをもとに、大学等発ベンチャーの設立状況、大学での産学連携活動、ベンチャー支援に対する意識の変化や課題などについて分析したもの。 それによると、大学発ベンチャーの設立数は、ピークだった04年度(245社)を境に減少し、07年度は13
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く