過激な性描写のある漫画やアニメの販売などを規制する都青少年健全育成条例の改正案が13日、都議会総務委員会で可決されたのを受け、角川書店の井上伸一郎社長が同日、ミニブログ「ツイッター」で「対抗は継続しましょう。声を上げ続けましょう」と呼び掛けた。改正案は15日の本会議で採決され成立する見通しだが、出版業界の反発は続いている。 講談社、小学館、集英社などで構成する「コミック10社会」も「(今年6月の議会で)いったん否決されるほど反対意見の多い改正案が、これほどの短期間で再提出されたことに憤りを感じる」(幹事社の講談社、清水保雅取締役)とコメントした。10社会はすでに、石原慎太郎都知事が実行委員長を務める、来年3月の「東京国際アニメフェア」への出展を取りやめる声明を出している。