印刷 年に1度、X線による肺がん検診を受けても、死亡率低下にはつながらないとする大規模調査の結果を、米国立がん研究所などがまとめた。国際的に肺がん検診を実施している国はほとんどないが、日本では国が年に1度の肺がん検診を自治体に勧めている。科学的根拠がはっきりしない検診を続けるべきかどうか、議論となりそうだ。 論文は26日付の米医師会雑誌(JAMA)電子版に発表された。 55〜74歳の約15万人を対象に、半数は4年間連続でX線検診を受けた人、半数は何も受けなかった人に無作為に分けて、肺がんによる死亡との関係を13年間、追跡調査した。 朝日新聞デジタルでは、以下のような関連記事も読めます。登録はこちらユッケ集団食中毒、死亡率過去の3倍超す 原因調査へ関連記事ユッケ集団食中毒、死亡率過去の3倍超す 原因調査へ(10/27)