「世紀の大発見」発表から一転、次々に明らかになるSTAP細胞論文の不正疑惑。なぜたった1カ月余りで、理化学研究所や早稲田大学は調査に乗り出す異例の事態に追い込まれたのか。 実はここにソーシャルメディアという存在が大きく関与している。特徴的なのは、匿名の告発サイトに疑惑が浮上するたびに、多くの研究者が実名でツイッターやフェイスブックなどSNSに投稿し、検証の議論が加速度的に進んだ点だ。 当初、2ちゃんねる生物板スレッドやブログ「世界変動展望」(@lemonstoism氏)、「論文捏造&研究不正」(@JuuichiJigen氏)などの匿名サイトで、論文画像の不正疑惑が取り上げられた。まだこの時点で関係者は取り違えミスと回答。しかし告発が呼び水になって、多くの研究者がSNS上で議論と検証を開始、疑惑が一気に広がった。 マスメディアも慎重に様子を見ていたが、共同著者の若山照彦教授(山梨大)がSTA
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