G7広島サミットの閉幕直後、防衛省が自衛隊車両をウクライナに多数提供すると発表しました。具体的に挙げられた3車種はどんな車両なのか、見てみましょう。 全国津々浦々で見かけるメジャー車両 防衛省は2023年5月21日、ウクライナ政府からの要請を踏まえ、新たに自衛隊車両を100台規模で提供することを決めたと発表しました。 いったん防衛省へ納入された自衛隊向けの車両が、戦闘中の外国軍へ提供されるのは事実上初めて。提供されるのは「1/2tトラック」「高機動車」「資材運搬車」の3種類ですが、これらはどんな車両なのでしょうか。 1/2tトラック 1/2tトラックを簡単に説明するなら「最も乗用車に近似した自衛隊専用車両」といえるでしょう。 大きさは全長約4.1m、全幅約1.8m、重さは約1.95tです。いわゆるジープタイプの4輪駆動車で、乗車定員は6人です。ほぼすべての陸上自衛隊部隊で運用されているほか