今回のiPhone 4S獲得でGoogleの「Android」とAppleの「iPhone」、そしてマイクロソフトの最新プラットフォーム「Windows Phone 7.5」を揃えた国内唯一のキャリアとなったKDDI。 これによりユーザーが好きなプラットフォームを同じキャリア内で自由に選べるようになったわけですが、同社のスマートフォン戦略を振り返ってみました。 ◆「Android au」がすべての始まり 「IS01」CMキャラクターにレディ・ガガを採用し、「Android au」というキャッチコピーで2010年11月26日に「日本人が求める最良のスマートフォン」こと「IS03」を大々的に売り出したのがKDDIのスマートフォン戦略の始まり。なお、同社は「IS03」発売前にAndroidスマートブック「IS01」で手痛い失敗を経験しており、この時点ではiPhoneで先行するソフトバンクモバイル
ジョブズは、もともと携帯電話もテレビも嫌いなのだという話がある。iPhoneが出たときには「5年先をいく携帯電話」と言ったが、「PCの30年の歴史はこれのためにあった」という意味のことも言った。実際に、そう言えるだけの素晴らしいデバイスだと思う。 そのiPhoneを、auが売るという情報が流れている。米国では、auとほぼ同じCDMA方式を採用しているベライゾンが、今年2月からiPhoneを扱っているわけなので可能性としてはあった。しかし、これが本当だとすると業界への影響は少なくない。 1. iPhone勢 × Androidの2大勢力時代が来る ソフトバンクとauの加入者数を合計すると、NTTドコモの加入者数の約6000万件に近づいてしまう。両社のiPhone顧客争奪戦は激しいだろうが、図式としては、ソフトバンク+auのiPhone連合とドコモのAndroidというものが浮かび上がってくる
[読了時間:5分] GoogleによるMotorola買収に関していろいろな見解が出ているが、TechCrunchのGoogleはiPhoneに勝てるスマホを作らせるためにMotorolaを買ったのではないという記事がおもしろい。デジタル業界の今後を読む上で示唆に富む良記事になっているので、僕なりの解釈を加えながら見ていきたいと思う。 記事にはおもしろいポイントが4つある。1つは、タイトルにもあるようにiPhoneに対抗できる最新鋭のスマートフォンを開発するためにMotorolaを買収しようとしているのではない、ということだ。 iPhoneとAndroidケータイの両方を持ってみて思うのは、Androidは1つ1つの機能に大変魅力的なものがある半面、全体的な使い勝手のバランスに欠ける。Google Mapを音声入力で検索できるところなんて、Androidケータイをカーナビとして使う場合なん
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