目にも鮮やかなアシストだった。チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第4節、ドルトムント対アポエル(キプロス)戦の前半29分。左サイドに出たMFユリアン・ヴァイグルからのパスをペナルティエリア手前で受けた香川真司は、右足ワンタッチでゴール前に流す。すると走り込んだラファエル・ゲレイロはこれをネットに突き刺した。ドルトムントの先制点は香川の技術とスムーズな崩しが光るゴールだった。 「いい形であそこで張り込みたいな、あそこで受けたいなと思っていた。入り過ぎずにうまくいいポジションを取ることを意識した中で、すばらしいボールがきたので、いいボールが出せた。みんながリスクを負って前線に入り込んで、攻撃していかないと、相手の陣形も崩れないですから、そういう意味で素晴らしい崩しだったと思います。いいボールが出せたし、落ち着いていたし、(ゴール前が)見えていました。(ゲレイロが)いいところに走りこんで
破産寸前の危機からドルトムントを再建し、欧州トップレベルにまで成長させたヴァツケCEOに話を聞いた 【スポーツナビ】 近年、欧州サッカークラブのビジネスにおいて、アジア市場は急激に存在感を高めている。プレミアリーグの巨額な放映権の裏側で、視聴者の約6割を占めると言われるアジア地域のサッカー熱が、自国のサッカービジネスの成長と相まって今後も高まっていくのは間違いなく、ビジネス面でもアジア諸国の存在感は増すばかりだ。 アジアサッカーの近代史において、Jリーグのビジネス面における貢献は決して小さくはないが、競技に対する国民の“情熱”という面では、他のアジア諸国の後塵を拝する状況になりつつある。そのような現状を踏まえ、スタートから四半世紀が経過したJリーグが今後、さらなる成長路線を実現していくために何が必要なのか、あらためて考えるタイミングに来ていると言える。 世界一の集客力を誇るドイツ・ブンデス
クラブのポロシャツで登場したヴァツケCEO。経営者というよりも、サッカーとドルトムントを愛する人という印象が強烈だった。 浦和レッズのホーム、埼玉スタジアム2002があれほど赤以外の色で染まるのは、代表戦を除けばあまり見られない光景だった。 香川真司が所属することで知られるドルトムントは、世界で最も観客数が多いサッカークラブであり、そして実は2000年代半ばには破綻の危機に瀕していたクラブでもある。 そのドルトムントを率いるハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOは、経済的V字回復を果たした敏腕経営者である。しかし同時に、それ以上にサッカーを愛するごく普通のいちサッカー好きの側面も持ち合わせていることが、話を聞くうちにわかってきた。 ヴァツケCEOはサッカーのどこに惚れこみ、そしてどのようにドルトムントを現在の地位まで導いたのか。 ――ドルトムントのファンは今や世界中にいます。先日も年間チケット保
「Jリーグを見ていると、そこ(ディフェンス)が一番違うと思います。相手のミス待ちで敵が(ボールを奪いに)来ないですから。向こうはガンガン来ます」 『月刊フットボリスタ』のインタビューで、ドイツと日本の違いを問われた内田篤人の言葉だ。 この浦和レッズ対ドルトムントは、長年ブンデスリーガで戦い続けてきた内田のコメントが、端的に表現された一戦であったように思う。 スタッツを見ると、ポゼッションは前半終了時点で浦和の33%に対しドルトムントが67%、試合終了時点でも35%対65%と大差がついた。ボールを保持し、失ってもすぐに回復するドルトムントに、浦和の選手たちが振り回されていたという構図が見て取れるが、この数字の生んだ要因をもう少し詳しく紐解いてみたい。 “ズレ”が加速させた負の連鎖 来日は試合の前日、さらに当日は日が落ちても蒸し暑さの残る厳しいコンディションの中、ドルトムントの選手たちはギアを
2017/7/14 7:00 大山 高 2017年7月15日に浦和レッズと対戦する、ドイツの名門ボルシア・ドルトムント。日本代表MF香川真司選手が所属し、バイエルン・ミュンヘンと並びドイツを代表するクラブの一つとしてサッカーファンにはおなじみです。そんなドルトムントが、わずか10年前に倒産の危機にあり、ブランドコントロールに本格的に乗り出したことはあまり知られていないでしょう。紐解くと、そこには日本のプロスポーツが参考にすべき事例が多々含まれていました。帝京大学経済学部准教授であり、プロクリックスでもある大山高氏(スポーツ科学博士)に解説を依頼しました。 【関連記事】ドルトムントの強烈なプレスが標準になるなら、Jの未来は明るい(浦和対ドルトムント)今年から発足した「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ」、初戦の顔合わせは浦和レッズと、香川真司が所属するドイツの名門ボルシア・ドルトムント
ドルトムントは27日、DFBポカール決勝でフランクフルトと対戦。2-1の勝利を収め、2011-12シーズン以来の優勝を飾った。トーマス・トゥヘル監督は試合後、日本代表MF香川真司のブログに涙を流していたことを『ARD』のインタビューで明らかにした。 2016-17シーズン、ドルトムントは3位でリーグ戦を終え、来季チャンピオンズリーグ本戦への出場権を獲得した。香川はリーグ戦全日程を終えて、ブログを更新。「伝えたい事」と題してバス爆破事件について言及し、自身が感じている思いを吐露していた。 そのブログを読んでいたトゥヘル監督は、爆破事件に見舞われたチームにおいて、ポカール優勝がどのような意味合いを持つかを問われ、以下のように答えている。 関連記事 世界最高給選手は誰だ?日本人選手のランクインは?年俸ランキングベスト20を発表 香川真司、一部独紙はポカール決勝でのプレーを高く評価「とても目立った
ドルトムントMF香川真司(28)が、フランクフルト戦後に現在の心境について語った。11日のチームバスが爆破を受ける被害を受け、傷心が癒えぬその翌日に、欧州チャンピオンズリーグでモナコと対戦し、自ら1得点1アシストと活躍するも敗れた。さらに中2日でのリーグ戦と、激動の一週間を振り返った。(取材・鈴木智貴通信員) ◇ ◇ -難しい1週間だったのでは? 「そうですね。まぁ見えない疲れはありましたしね、今日も。なかなかモチベーション的にも、今の状況、リーグにおいて(気持ちの)置きどころもないというのもあるので、選手は。チャンピオンズ(がまだ残っている)という意識もあるのでね。そういうキツさもあったので。ただ勝ちきれてよかったです」 -難しかったのは、そんないろんな状況を含めて? 「リーグにおいては、今日はチャンピオンズで激しい試合の後だったので余計に。その中でも良いテンションで入りましたけど、
日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(64)が12日、同MF香川が所属するドルトムントのチームバスが爆発に巻き込まれた事件に、心を痛めた。アジア・チャンピオンズリーグの川崎フロンターレ-広州恒大(等々力)を視察後、取材に応じ「本当にひどい出来事だ。世界がおかしくなったとしか思えない。なぜ彼ら選手に攻撃が加えられたのか…」と険しい表情で語った。 同監督は旧ユーゴスラビア出身。ボスニアでの紛争を経験し、財産と家も失ったとされ、すべてを奪いかねない一方的な暴力について忘れられない記憶を刻んで生きている。日本代表監督就任後も15年11月には家族の住むパリで起きたテロ事件に心を痛めている。日本代表の主力である香川を気に掛け「シンジとは連絡を取った。大丈夫だということだった」と無事を確認。ただ、同僚選手がけがを負っているだけに、香川が無事だったとはいえ、素直にひと安心とはいかないようで表情はさえなかった
DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVは、MF香川真司が所属するドルトムントに0-3で敗れた。 2試合ぶりに先発出場の酒井はボランチの一角に入った。しかしドルトムントのプレッシャーにチーム全体が苦しみ、攻撃はほぼロングボールとなってしまったため、酒井を経由するシーンは少なかった。前半31分、セットプレーのこぼれ球から強烈なミドルシュートを放ったものの、ドルトムント守備陣にブロックされてしまった。 以下は酒井高との一問一答。 -0-3で敗れたが。 酒井高 言い訳とかってあんまりしたくないので、細かいところでね、CBが急きょ、いなくなってしまったこととか、そのCBが怪我してしまったこととか、いろんなことがあったけど、どこで誰が出ようと、最低ラインの守備の仕方だったりポジショニングの責任感を少し持ったほうが良いのかなと。前半から簡単に裏取られすぎでしょっていうのがね。もちろん慣れてないっていうの
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