前回「企業組織と情報システム部門――『話通じてる?』」では、企業組織における情報システム部門の戦略的な位置付けを確認しました。今回はさらに一歩踏み込み、IT戦略の立案と情報システム部門の関係を明らかにします。 情シス部門が、企業全体を考えたIT戦略を立案できていない 企業にとって、IT戦略は企業を成長させるための重要な要素です。前回「企業組織と情報システム部門――『話通じてる?』」からの繰り返しになりますが、現在の「企業」は、ITなしに企業を運営していくことが難しくなっています。ITをうまく使いこなす企業が、コストやスピードの面で優位に立てることは、さまざまな先進企業の実例が示すところです。 ところで、企業の中にはさまざまな企画部門があります。中でも経営企画部門、営業企画部門、商品(製品や製造)企画部門は多くの企業に存在します。 それらの各企画部門は、多くの場合、企画対象の延長としてIT企
![IT戦略は情シスが立案するものです― @IT情報マネジメント](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b42d61d1c84d5eee890f058ac79530be85af2853/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fim%2Farticles%2F0802%2F12%2Fr4im02_01.gif)