急増する不正プログラムを解析するための 「仮想的なコンピュータ」を開発する 黒米 祐馬 Yuuma Kurogome 学部:環境情報学部 2年 出身校:愛光高等学校(愛媛県) 不正プログラムによる被害は、毎日のように報道されています。1秒間に4種類の新しい不正プログラムが作られているといわれ、情報化社会では不正プログラムへの対策が不可欠です。そのためには、不正プログラムがどのような働きをしているのかを詳しく解析する必要があります。しかし、実際のコンピューターに感染させて、その振る舞いを観察することは大きなリスクをともないます。そこで「サンドボックス」と呼ばれる仮想のコンピューター上で不正プログラムを実行するで、安全にその振る舞いを解析することが可能になります。サンドボックス内の不正プログラムにあたかも人間が操作しているかのような情報を与えることで、不正プログラムがどのような目的で活動してい