国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT:エヌアイシーティー)サイバーセキュリティ研究所 ナショナルサイバートレーニングセンターでは、若年層を対象とした、セキュリティ関連技術の研究・開発に本格的に取り組む長期プログラム「SecHack365(セックハック サンロクゴ)」を2017年度から開講している。本稿では、高校在学中に1年間にわたって参加した2人の修了生へのインタビューを通して、主に高校の先生へ向けて同プログラムの魅力をお伝えする。SecHack365は、2人の学びや進路にどのような影響を与えたのだろうか。 1年間の長期ハッカソンから「学校では得られない」経験を 欧米に比べて遅れていると言われる、日本の「サイバーセキュリティ産業」。急速な社会のデジタル化に伴い、さらに重要性が高まる中で、自ら新たな研究・開発を担う「次世代のセキュリティイノベーター」の育成が早急に求められている。 そう