「Hard fun(難しいけど,面白い)」――。数学者で発達心理学者のSeymour Papert氏の言葉です。Papert氏は,プログラミング言語「LOGO」の開発者。子ども達が問題をより深く考えたり解いたりできるツールを作りたいと思い,LOGOを作ったといわれています。困難な課題に立ち向かうことで創造力を育み,知識や論理的思考を身に付けられるようになるというわけです。 先日,その「Hard fun」の“威力”を感じる機会がありました。デンマークLEGO社の教育事業部門であるLEGO Education社が開催した,新製品「レゴ エネルギーセット」の発表会です(図1)。このレゴ エネルギーセットは,パーツ類を組み合わせることで太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを体験的に学ぶことができる,というもの( PDF形式のニュース・リリース)。