ニセ科学周辺について論ずる際に注意しておいた方が良いと思う事について、改めて書いておきます。 ・ニセ科学が「蔓延」している、という言明について。 それは 1)定量的な評価か。 2)日常的用法か。 3)定性的な判断か。 蔓延している、という主張が、何を指すか、という視点。時系列の割合の変化などの定量的判断(1)か、あるいは、「最近、ニュース海老蔵の話ばっかりだね。」「バナナダイエットが流行ってるらしいね。」といったような、マスメディアの影響力を前提としてある程度の「規模」を推測し、それに基づいた(だけの)判断(2)か、あるいは、たとえば学校教育においてゲーム脳や水伝が用いられる事があり、TOSSなど教育に関わるものが積極的に取り入れていた、その事実自体を重く見た(一部でも一定数の事例があるだけで問題と看做す)判断(3)か。もしくはそれらの複合的なものか。 ・ニセ科学が広まる「理由」について。
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