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ブックマーク / kikusennin.seesaa.net (4)

  • ICD-11のゲーム障害の経緯、おさらい

    ICD-11(02/2022)版では(2018)版ではあいまいであった「ゲーム障害」の診断のための必須要件がギャンブル障害とともに厳密化された。 https://icd.who.int/browse11/l-m/en#/http://id.who.int/icd/entity/1448597234 具体的には、コントロール障害、ゲームの最優先、ネガティブな結果にもかかわず継続・拡大、の三要件のすべてを満たすことが求められ、かつ重大な障害や苦痛があることが必須要件として念押しされた。やたらにゲーム障害と言うな、ましてや安易に疾病(病気)にするな、障害概念は限定的に使おうというわけだ。 一方、ICD-11では2018版から、「健康状態または医療サービスとの接触に影響を及ぼす要因」のひとつとして「危険なゲーミング(ゲームの仕方)」というカテゴリーが作られ、ゲーム障害と区別されている。極めてあいま

  • 世界の問題あるギャンブリング対策の潮流(西村直之先生) パチンコ・パチスロ遊技障害 研究成果 最終報告書より

    Ⅱ 世界の対策の潮流から(西村直之先生) パチンコ・パチスロ遊技障害 研究成果 最終報告書より https://www.syaanken.or.jp/wp-content/uploads/2021/03/202103_pp01.pdf 1. 世界の問題あるギャンブリング対策の潮流 遊技産業は、独自の調査や電話相談サービスの提供支援など、パチンコ・パチスロ遊技障害への対策に取り組んで 20 年近くなるが、対策を支えるための学術的なエビデンスは十分ではない。また、国の水準でのギャンブル等依存症対策においても、対策が動きだしてからもまだ 日が浅く、対策のためのエビデンスはこれから集積が期待される段階である。このような現状ではあるが、今後の対策を進めていくうえで、諸外国におけるギャンブリングに関連した負の影響の抑止対策で得られた知見は、パチンコ・パチスロ遊技障害への対策に応用できることも多いと思わ

  • ギャンブル障害関連記事問題

    10月7日付の朝日新聞(夕刊)1面記事 「パチスロの金が欲しくて 祖父を/24歳被告 重度のギャンブル依存症」について これまでパチンコ・パチスロと関連した事件等を報じる場合、パチンコ・パチスロまたはギャンブル依存症のみが原因であるかのような扱いがほとんどでした。しかし同記事では、弁護人や裁判の経緯、松下先生のコメントを掲載することで、依存症と併存、または依存症の増悪因子たりえるコミュニケーション症などの発達障害や衝動性の問題を指摘しており、これまでの報道とは一線を画した素晴らしい記事だと敬服いたしました。余談ですが、諸外国の研究では衝動性、非誠実性、非協調性がギャンブル障害のリスク要因であることが指摘されており(MacLaren et al., 2001;Bagby et al., 2007; Kaare et al., 2009)、われわれの縦断的調査でぱちんこでも因果的リスク要因であ

    nekotetumamori
    nekotetumamori 2021/03/16
    まあ依存に陥っている者が犯罪に走る事例自体レアケースな訳だが、そうじゃない事例ってのは可視化されないからなあ。
  • 「ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち: 子どもが社会から孤立しないために」(吉川徹)ぜひ読んで

    ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち: 子どもが社会から孤立しないために」(吉川徹)ぜひ読んでほしいです。 このの一部(「 」内)やわたしのツイートを紹介します。 ・「ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち」は https://amazon.co.jp/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%AE%E7%99%BA%E9%81%94%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA10-%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8B%E3%82

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