鎌倉市川喜多映画記念館(鎌倉市雪ノ下2)で現在、特別展「~永遠の伝説~映画女優 原節子」が開催されている。 ポスター約50点、スチール写真約70点のほか、ポートレート・アルバム・雑誌・パンフレットなど計約140点を展示する。中でも、原節子が戦前にスター女優としての地位を確立した日独合作映画「新しき土」(1937年)の関連資料も展示。同作品は、同館ゆかりの川喜多長政が製作に携わった作品でもあり、日本公開後のドイツ公開に合わせて、原節子、義兄の熊谷久虎監督、川喜多夫妻とともに欧州からアメリカへ旅行。その際の旅行アルバムと「新しき土」撮影時のスナップアルバムを展示している。 「撮影当時16歳の原さんの美しい姿をご覧いただけるとともに、原さんが世界を体験していく過程を貴重な写真資料で構成している特別映像を展示上映している」とキュレーターの増谷文良さん。 原節子は1920(大正9)年、横浜・保土ヶ谷