主にライターで収入を得ているフリーランスの荻窪圭です。 [PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります。 「江戸近郊道しるべ」(村尾嘉陵)より「井の頭紀行」。 文庫版で5ページ。東洋文庫版でも5ページ。 市谷御門から井の頭弁財天までの記述はたった3ページなるも、 その分描写がシンプルで、実際にどの道をどう歩いたか辿るのは思ったより大変。 必要なのは「東京時層地図」(あるいはその元となった明治前期の迅速測図)と グーグルマップとぐーぐる。 文化13年(1816年)。以下は現代語訳ではなく東洋文庫版(一部、現代っぽく直してるけど)。 市谷御門を出、尾張殿御やしき前より自性院前通りを過ぎ、三光院いなり前よりゆきゆきて、左へ折れて成子通りへ出、中野より又左に折れて、堀の内妙法寺に参る…… たったこれだけで市谷門から妙法寺までどう歩いたか探すのである。 古道探偵ですな。 尾張殿御屋